補綴歯科治療とは?

補綴治療イメージ図

歯科医療を成功へと導く鍵=補綴歯科治療

近年、テレビや雑誌、インターネットなどのメディアで歯科医療について取り上げられることは珍しいことではありません。そのおかげもあってか、インプラントや審美歯科、虫歯の治療などは一般の方へも知識として浸透しており、「必ずしもインプラントが一番いいわけではない」とか「審美歯科で重要なのは見た目だけではない」というようなことも理解されている方が増えてきたことは非常に喜ばしいことです。

そんな状況の中ではありますが、オーク銀座歯科クリニックがその中軸としている「補綴歯科」という分野は、まだまだ一般の方にとっては馴染みがないように思えます。「補綴」が「ほてつ」と読むことや、そもそもそれが何を意味する言葉なのかがわからないという方も少なくありません。

しかし、現在の歯科医療の現場において、「補綴歯科治療」が担う役割というのは、非常に大きいものとなっています。「補綴歯科治療」が、「治療を成功へと導く鍵だ」と言ってしまっても、決して言いすぎということはないほどです。

「治療をしたいけれど、何を基準に歯医者を選べばいいかわからない」という方には、是非とも「補綴歯科」という分野について理解を深めて頂き、ご自身の治療を選択する際の参考にして頂ければと思います。

補綴歯科=縁の下の力持ち

まずは「補綴(ほてつ)」の辞書的な意味を確認してみましょう。

"身体の欠損した部位の形態と機能を人工物で補うこと"

これを歯科の分野で言い直すと

"削られたり欠けたりした歯の修復や、事故や歯周病などで失われた歯をインプラントや義歯などによって補うこと"

となります。こちらを読んで頂ければわかるとおり、補綴治療とは、インプラントや歯周病治療などといった他の歯科治療から独立した存在ということではなく、それらの治療を支える、縁の下の力持ち的な立ち位置にあります。言葉としては知らないという方も、これまでなんらかの歯科治療を受けたことがある人ならば、当然、補綴歯科には触れてきているものなのです。

聞きなれない言葉だからといっても、決してポッと出てきたものではなく、むしろこれまでのみなさんが受けてきた歯科治療を常に支え続けてきたもの、それが補綴歯科なのです。

失われた天然歯を再現するという究極の試み

「常に補綴歯科があったというなら、わざわざ取り上げるほどの特別なものではないのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、この補綴歯科、当たり前のように歯科医療の中に存在しているからこそ、その道は非常に奥が深いものであり、極めることは非常に困難だと言われています。その難しさを端的に言い表すならば「天然歯の状態に戻す」ということだと思います。

人間の天然の歯というのは、誰しもが当たり前のように与えられていますが、その構造・形態は奇跡の産物といっても過言ではないほどのものです。

歯の構造

人間の歯というものは、単一の物質の塊によって形作られているように見えるかもしれませんが、その実、様々な性質のものが層状に折り重なって形成されています。エナメル質、象牙質、セメント質、歯髄など、沢山のものによって構成されている、非常に複雑な造形物なのです。

そして、その複雑な構造・造形は、それぞれの物質の絶妙なバランスによって、奇跡的な機能を生み出しています。天然の歯が持つ自然な透明感や、歯同士が激しく接触しても欠けてしまうことがないのも、エナメル質と象牙質の絶妙なバランスによって生み出されています。臼歯に何気なく存在する溝は、上顎と下顎がしっかりと安定して噛み合うために欠かせないものであったりします。

補綴歯科というものは、そんな奇跡の産物である天然歯が、何らかの理由で破損したか失われたかした時に、元の状態に戻すという使命が課されている分野なのです。

わずかな違いが身体への悪影響を~ある補綴治療例~

「天然歯の状態に戻すのは大変そうだけど、少しくらい違うものが出来ても大丈夫なんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

そんな方に、まず実際の治療例をご覧になって頂きたいと思います。

術前
術前

術後
術後

こちらの患者様は、以前に他の歯科医院でブリッジを作成して装着していました。それが左の図のものです。しかし、装着してからというもの、どうも噛み合わせが安定せず、常に噛むことへの違和感が生まれ、結果として腕がしびれるといった身体への悪影響も出るようになってしまいました。

それに悩み当院へご来院されました。そこで作成したのが右の図のものです。並べてみれば一目瞭然ですが、丸で囲んだ下から2番目の歯の大きさが違います。左の図のブリッジでは歯が小さいため、上下の歯がうまく噛み合っていなかったのです。この処置によって、この方の腕のしびれ、また噛むことの違和感といった症状は改善されました。

この程度のほんの少しの違いでも治療の成功か失敗かが分かれてしまうのが補綴歯科治療なのです。

補綴物の調整は身体の状態を見ながら丁寧に

補綴物の出来が人間の身体にどれほどの影響を及ぼすかはご理解頂けたかと思います。それほど重要なものですので、補綴物の製作・調整には、非常に繊細で細やかな手技と身体への影響に対する配慮が必要になってきます。時々患者様から「あれよあれよという間に歯を削られて噛み合わせがおかしくなった」というような話を聞きますが、補綴治療において、そのような治療は許されるものではありません。患者様の状態をしっかりと把握してじっくりと治療を進める必要があります。以前に装着していた補綴物によって身体のバランスが壊れているならば、まず身体のバランスを元に戻すということも必要になります。

※身体のバランスが壊れたままの状態で補綴物を装着しその状態で噛み合わせを調整してしまうと、一時的に噛み合わせがよくなったように感じることもあるかもしれませんが、結局は身体の状態に引っ張られて再度噛み合わせが悪くなってしまう可能性が高いのです。

補綴物の製作・調整は、口の中の状態だけを見て出来るものではなく、患者様の身体の状態を見ながら行う必要があるのです。その点に関して言えば、当院が顎関節症や噛み合わせ治療に長年従事し、噛み合わせと全身の健康について常に向き合ってきた経験は、補綴物に悩む患者様に対して何かしらのお力添えが出来るのではないかと考えております。

過去に受けた補綴治療(ex:虫歯を治療した、銀歯をセラミックにした、インプラントを入れた…etc)によって噛み合わせがおかしくなり、ひいては身体の健康も損ねてしまった経験がある方は、是非一度当院までご相談にいらしてください。

ご予約・ご相談

03-3535-8883

メールでのご予約

このページのトップへ